災害心理研究所 The Center for Psychological Studies of Disaster

お知らせ

令和6年能登半島地震に被災された皆様へ その3:危機に対応する政府やマスメディアの皆様への提言

 被災された皆様へ,引き続き災害関連の情報を提供させていただきます。

 京都大学大学院教育学研究科の楠見 孝教授より,危機に対応する日本政府やマスメディアの皆様に対するご提言をいただいております。以下は楠見先生の,東日本大震災に関する研究に基づく提言の要旨です。

 1.(健康影響に関する)安心を高める情報提供によって市民の不安を軽減するとともに、正確なリスクや対処に関する情報を国民に提供すること、特に子育て中の母親など、リスクに敏感な人に即した情報提供をして不安を軽減させること、

 2.信頼できるデータに基づく情報によって、批判的な思考態度による分析的思考を促すようなメッセージを発信すること

提言の根拠となる研究 

被災地産食品回避は不安の低下と批判的思考が減少させる
―10回の継続調査からみた福島原発事故によるリスク認知の変化と地域差―
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-03-14-0

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