災害心理研究所 The Center for Psychological Studies of Disaster

福島の母たち・若者たちの心からの声を発信するプロジェクト

震災発生当時

ペンネーム Y. H.
原発事故当時に居住していた市町村 宮城県大崎市
避難について していない
家族構成 父,母,妹
投稿区分 学生である


 私は震災発生当時,宮城の内陸部におり,原発事故の被害はおろか,震災による被害も断水や断電といったものしかありませんでした。しかし,福島大学に通うようになって,日常的に放射線量測定を行っていたり,原発事故に関する研究開発を行っていたりと,原発が身近にあるのだなと感じます。

 ニュースや新聞で伝えられる情報からでしか知ることができませんが,小さな子供を持つ親は福島から離れざるをえなかったのだと思います。小さな子供は放射線による影響を受けやすいと言われていて,被ばくを避けるために県外へ引っ越す方がいたようです。しかし,引っ越してからも悩みは尽きず,福島から来たというだけでいじめられた,というニュースも聞きました。

 福島で被災した人々が安心して穏やかな生活を送るためには,正確な情報を世の中に伝え,復興を見守る必要があると考えます。

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