災害心理研究所 The Center for Psychological Studies of Disaster

　震災時、私は小学校6年生で学校にいました。。みんなで机の下に隠れて、親の迎えを待っていました。その時はただの大きい地震だとしか思っておらず、その後の生活に影響が出ることなんて考えてもいませんでした。家でテレビを観ていると、原発が水素爆発している映像が目に飛び込んできてとても驚きました。小学6年生の私でも爆発したことが大変なことだとわかりました。その日から、なるべく外に出ないようにと言われ、買い物や移動で外に出なければいけない時には、フードを被りマスクをしなるべく露出を避ける格好をして過ごしていました。当時私達は卒業式を控えておりましたが、震災と原発の影響により中止になってしまい、とても悲しい思いをした記憶があります。中学校に入学すると外での活動が制限されたり、窓を開けることに対し抵抗がありました。また、バッジを渡され常に身に付けるように言われました。甲状腺検査も実施され、私は再検査の通知をもらい病院へいきましたが特に問題はありませんでした。私は何もなくて安心しましたが、もしこの原発事故が原因で甲状腺に異常がみられてしまうことがあればとても怖いことだと思います。この原発事故が原因で様々なことが制限されたり、怖い思いや不安な思いをした人も沢山いると思うので二度と同じことを繰り返してはならないと思います。