災害心理研究所 The Center for Psychological Studies of Disaster

福島の母たち・若者たちの心からの声を発信するプロジェクト

ただ親の言うことに従う事しか

ペンネーム M. T.
原発事故当時に居住していた市町村 本宮市
避難について 避難はしていません
家族構成 父 母 兄 妹
投稿区分 学生である


 東日本大震災が起こった当時、私は小学6年生でした。2011年3月11日、私たちは10日後に行われる予定だった卒業式の練習をしている最中でした。突然地面が揺れ、だんだん縦揺れが大きくなり今までに感じたことがない恐怖心に襲われました。地震が落ち着いてから自宅に戻りましたが、家の中は散乱しており数日間停電と断水が続きました。そして、福島第一原発事故が起こった事はテレビが見れなかったため、ラジオで知りました。音だけの情報のみで何も想像が出来ないまま、仕事で外に出ていた父から放射能に被爆してしまわないよう外出を控えるようにと連絡が入りました。当時は放射線が身体にどのような影響があるのか分からなかったため、ただ親の言うことに従う事しか出来ませんでした。家の中で極力外出しないように過ごした約1ヶ月間は、幸い一緒に家族が家にいてくれたため寂しさを感じる事はありませんでしたが、自由に生活出来ない事からストレスを感じていたと思います。その後中学校に入学し、少しずつ以前の生活に戻って行きました。

 

 震災から8年の月日が経ちますが、あの日の事は今でも鮮明に覚えています。東日本大震災が福島県や日本中に甚大な被害が及んだ事を風化させないように、私たちが後世に語り継げるようにしていきたいと思います。

 

 

 

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