2011年3月に発生した東日本大震災、そして原発事故。
私たちはこの大災害が、福島県民の心をどれだけ深く傷つけてきたのかを、心理学の方法を使って調べ、ケアの重要性について発信してきました。私たちの研究から見えてきたことは、福島県で子どもを育てる母親とその子どもたちに、原子力災害に起因するとみられる心理的被害が及んでいて、その影響が長期にわたって続いているという事実でした。
福島の人々は、あのとき、どんなことを経験し、どんな苦労をしてきたのか。そして、いま、どんなことを思い、復興にむけて何を考えているのか。震災と原発事故が忘れ去られようとしている今だからこそ、私たちは、勇気をもって福島の現実と現状について語り、二度とあのような事故が繰り返されぬよう、次の世代を生きて行く子どもたちのためにも原発事故の真実を伝えて行く必要があるのではないでしょうか。
福島大学災害心理研究所では、原発事故を経験した福島で、子どもを育ててきた母たちの声、若者たちの声を、全国にむけて発信する事業を2019年12月にスタートさせました。その後、2020年12月には「第2期原発事故後の10年と未来の10年を語ろう」と題してプロジェクトを継続,2021年12月には「第3期いま、福島で暮らす私がみんなにきいてほしい福島のこと」として皆様の声を募集します。是非、福島県民として、全国に声を発信してください!
次のいずれかの方法でお願いします
パソコンの場合
応募様式をダウンロードし、マイクロソフトワードで書類を作成して下さい。完成原稿をメールに添付して以下のアドレスにお送りください。
スマホ
マイクロソフトワードなどのアプリをお使いになる場合、応募様式をダウンロードし、「パソコンの場合」と同様、メールでお送りください。応募様式を参考にし、メール本文に必要事項をすべて記載していただいてもかまいません。
応募様式(ワード)
お問い合わせ
福島市金谷川1 福島大学災害心理研究所
http://cpsd.sss.fukushima-u.ac.jp/
メールの送付先
tsutsui(at)sss.fukushima-u.ac.jp (at)は@に置き換えてください
自分の心のうちを、お聞かせください。例えば、
・原発事故があなたの人生をどのように変えたのか、あなたの人生にどんな影響を与えたのか
・これだけは人々に消して忘れてほしくないとあなたが訴えたいこと
・原発事故直後の混乱、
・避難生活、
・福島で子どもを育てる不安、
・事故後の人間関係の難しさ、
・他人に相談できないつらい気持ち、
1000字以内であれば、長さは問いません。
応募様式にあるように、以下の事柄を記入してください。
・氏名またはニックネーム等
・メールアドレス(非公開)
・原発事故当時にお住まいだった市町村名
・避難した(している)場合にはその期間、避難先
・家族構成
・ホームページへの掲載に「同意します」を選択してください
応募の締切:令和4年1月31日(水)
・公序良俗に反する内容と判断されたものは掲載することができません。
・自分自身で書いたオリジナルの作文を応募してください。
・お名前、ご連絡先をメール本文にお書きください。マスコミ等から取材の依頼があった場合に投稿者にその都度対応について相談させていただきます。
・応募いただいた原稿は準備でき次第順次公開いたします。